あらすじ
神々は世界を創る。
空を、海を、大地を。
命を育て、文明を競わせ、その果てに“新たな神”が生まれる可能性を観測するために。
だが神々は、壊れた世界を惜しまない。
「壊れたなら次を作ればいい」
それが神々の価値観だった。
故に存在する。
世界そのものが、“壊れたくない”という本能から生み出した異常存在。
――アービター。
黒衣の男ノア・ヴェインは、
国家にも宗教にも神にも属さない世界維持執行者。
必要なら王を殺し、
必要なら国を滅ぼし、
必要なら神すら切り捨てる。
善悪では裁かない。
ただ、“世界が続くかどうか”だけを基準に。
腐敗した大国レグナス王国へ現れたノアは、
王国崩壊を防ぐため暗躍を始める。
貴族粛清。
狂信国家の崩壊。
神々との対立。
そして、世界終了を決定した神々への反逆。
これは、
終焉を拒み続けた執行者が、
最後には世界を愛してしまった物語。