あらすじ
『魔法文明で俺だけ素手です』
元格闘家の 天聖龍 は、少女を庇って命を落とし、剣と魔法の異世界へ転生する。
だが、生まれ変わった彼には“魔力回路”が存在しなかった。
魔法は使えない。
魔導具も使えない。
この世界では致命的な“欠陥”を持つ龍は、村人たちから役立たずと蔑まれながら育つ。
しかし龍の体には、普通の人間とは違う力が眠っていた。
それは、大地そのものと繋がる異常体質――《大地盤性型》。
地面に立つだけで力を得るその肉体は、拳一つで魔法を砕き、魔獣を吹き飛ばす。
だがその力は未完成。
一度使えば体は壊れ、成長速度も異常に遅い。
周囲の転生者たちが次々と英雄になっていく中、龍だけは“最弱”のまま置き去りにされていく。
それでも龍は拳を握る。
「今度こそ、誰かを守れる力が欲しい」
これは――
魔法文明から拒絶された男が、拳だけで世界の頂点へ至る物語。