あらすじ
【あらすじ・紹介文】
「もう絶対に働かない。俺は温かい飯を食って、死ぬほど寝るんだ」
ブラック企業で過労死した青年・ケンジ(22)。
最後に食べたのは、味のしない冷めたコンビニおにぎり。最後に思ったのは「一度でいいから、誰にも邪魔されず、温かい飯を食ってふかふかの布団で寝たかった」という痛切な願いだった。
推し活のカード限度額で泣いていたジャージ姿の女神に同情され、剣と魔法の異世界へ転生することになったケンジ。
彼が手に入れたのは、地球のあらゆる物資から神々の権能まで、ポイント一つでお取り寄せできる超絶チートスキル『神様サブスク』!
異世界の森に降り立ったケンジが、記念すべき最初のポイントで召喚(ポチった)のは、伝説の聖剣でも大魔法でもなく――地球の「最高級ポケットコイルマットレスと極上羽毛布団」だった。
前世で培った「社畜スキル(業務効率化・外注・クレーム対応)」を悪用……もといフル活用し、ケンジは己の安眠のためだけに全力を注ぐ。
最新家電、全自動防音ハウス、極上の露天風呂にサウナ。魔法とサブスクを掛け合わせ、森の奥深くに「絶対に誰も怒鳴らない、究極のダメ人間要塞」を爆速で築き上げていく。
しかし、その圧倒的な快適さと、ケンジの作る「美味すぎる温かいご飯」の匂いに釣られて、異世界の規格外な連中が勝手に集まり始めてしまい……?
「寝床を荒らす奴は魔王より重罪だ。……おら、腹減ってんのか。食え。泣かれると寝つきが悪い」
セクハラビキニアーマーを嫌悪し、最新農作業着とシチューの味に陥落した【氷魔将軍】
ギャラ飲みで金欠になり、ほかほかのおでんに釣られてヒモ契約を結んだ【月の女神】
プレミアム和牛ステーキのデリバリーに号泣し、番犬になった【始祖竜】
「こたつ」という魔の領域に囚われ、推し活のパシリになる【創造神】と【魔王】
「俺はただ、静かに寝ていたいだけなんだが!?」
文句を言いながらも、働き疲れた弱者にはとことん甘い元・ブラック企業社員。
武器は振るわない。魔法も使わない。ただ己の快適さのためだけに財力(ポイント)で無双する男の、最高にストレスフリーで美味すぎる異世界スローライフ、開幕!