あらすじ
月待町の恋時計シリーズ第2巻
恋をすると、不思議なことが起きる町、月待町。
月待高校の三年生、朝倉陽は、誰にでも自然に優しい図書委員。
本をすすめ、傘を貸し、落ち込んだ後輩を笑わせる。
そんな何気ない優しさを、後輩の水野紗良はずっと大切に覚えていた。
紗良から告白の手紙を受け取った朝倉は、初めて気づく。
自分にとって普通だった優しさが、誰かにとっては特別だったことに。
受け取れば、期待させる。
断れば、傷つける。
返事を待たせれば、苦しめる。
答えを出せないまま、朝倉の前に一通の黒い封筒が現れる。
誰にでも優しい人は、誰かひとりの特別を受け取れるのか。
これは、恋時計が動く町で始まる、やさしくて少し不穏な恋の物語。