あらすじ
国民的RPG『七英雄と終焉の魔王』をやり込んでいた青年は、
ある日突然、ゲームの世界へ転生してしまう。
だが転生した先は、
主人公でも最強キャラでもない。
勇者一行の前に突然現れ、
魔王四天王へ単独で突撃し、
黒炭になって退場するだけのネタキャラ。
通称、“地方勇者”。
しかも出身地は、
ゲーム開始時点ですでに滅んだ国――ビーザム王国。
ゲーム内では、
炎に飲まれる紋章と説明文しか存在しない、
プレイヤー未到の地だった。
分かっている未来は二つだけ。
国は滅ぶ。
自分は黒炭になる。
ゲーム知識が武器になるはずだった。
だが知っている情報が、
「死ぬ」しかない。
これは、
本編にすら存在しなかった滅亡前の王国で、
即退場キャラが必死に生き残ろうとする物語。