あらすじ
雷に打たれ、気づけば見知らぬ異世界の森にいたエンジュ。
しかも姿は、かつて自分が使っていたゲームキャラクターそのもの。
不思議な拠点と頼れる魔狼達に囲まれ、エンジュは異世界でのんびり(時々命懸け)な生活を送っていた。
やがて森の外へ出て迷子の子供を助けたことをきっかけに、小さな村との交流が始まる。
そんなある日、自分とどこか似た境遇を持つ一人の男と出会う。
黒髪赤金の瞳、無愛想でやたら強い謎の長身男・ヴァルディアス。
正反対な二人……かと思いきや、どこか似た者同士な彼らは、ある日“神の啓示”を受ける。
数百年前の禁忌によって傷ついた世界は、再び起きた異世界召喚によって限界寸前。
このままでは世界の歪みが広がり、いずれ全部まとめて終わるらしい。
正直、世界がどうとかはよく分からない。
だが――
「いや普通に死ぬのは嫌なんだが?」
そんなエンジュの枕元に、翌朝ひとつの羅針盤が置かれていた。
“神の羅針盤”
それは世界樹の実や、世界の歪みが生じた場所を指し示す、不思議な羅針盤だった。
そんなわけで、
世界の歪みをどうにかするため、“世界樹の実”を探す旅に出ることに。
世界樹の実は、形も在処も定まらない特別な実。
ダンジョンの奥に眠ることもあれば、貴族の秘蔵品になっていることもある。
それらを見つけ出し、歪みの生じた場所へ埋めていかなければならない。
こうして、
個性豊かな魔狼達と、奇妙な二人による異世界旅が始まる。
時々ほのぼの、時々シリアス、時々飯テロ(?)。
これは、
なんか巻き込まれたので、とりあえず死なないために旅する男達の物語。