あらすじ
20歳の鑑定で授かったユニークスキル「VRMMO」は、
戦闘で使えない――そう判明した瞬間、俺の人生は止まった。
兄はA級ハンターとして家を出ていき、
俺は大学を中退して実家に戻り、コンビニで夜勤を続けた。
気付けば5年が経っていた。
そして25歳のある日、スキルが起動した。
訪れたのは中世風の世界。出会ったのは、村の鍛冶屋・ゴーリク。
ゲーム内で築いた信頼の分だけ、俺は彼のスキルを現実で振るえる。
鑑定。修復。創造――そして、その先へ。
これは、「使えない」と烙印を押された男が、
ゲームの中で出会った人々と本気で関わることで、
現実の自分を取り戻していく、5年遅れの再起譚。