あらすじ
高校二年生の相沢 恒一は、
毎日をなんとなく過ごしていた。
友達と騒ぎ、授業を聞き流し、
将来のことから目を逸らしながら生きる、どこにでもいる男子高校生。
そんなある日。
クラスに、長く空席だった女子生徒が現れる。
白石 澪。
体が弱く、入退院を繰り返しているらしい。
「無理させるなよ」
担任のその一言で、クラスメイトたちは彼女を特別扱いした。
けれど澪は、“かわいそう”な目で見られることを嫌っていた。
放課後のコンビニ。
静かな保健室。
病院帰りの夕焼け。
少しずつ距離を縮めていく二人。
しかし主人公はまだ知らない。
彼女が、未来の予定を立てない理由を――。
これは、
限られた時間を生きる少女と、
止まっていた少年の青春物語。