あらすじ
学校の休み時間。
仲のいい友達。
いつものばか騒ぎ。
騒ぐ男子を、女子が追いかけている。
「なあなあ、最後の日ってさあ。家族で過ごしましょう、とか、今日は休みです!とかならんのかね」
前の席のやつが、振り向いて言う。
「さあなあ。そもそもこれが最後の日、なんて、そう簡単に分からんだろ」
窓の外を見ながら答える。
「だよな。まさかだよな」
外は、いつも通りだ。
――ただひとつ違うのは、
でかい彗星が、地球に向かっていることくらい。
そんな話は、数日前からあった。
最初は学者が騒いだ。
次に政府が騒いで、
メディアが騒いだ。
それでも、みんなは笑っていた。
どうせフェイクだろ、って。
「まさか本当に墜ちてくるとは、だよなあ」
誰かが言う。
誰も、否定しない。