あらすじ
「――これで私の処刑エンドは完全回避よ!」
乙女ゲームの悪役令嬢ローゼリアに転生した私は、前世の知識をフル活用して全ての破滅フラグを叩き折った。
嫌がらせはせず、周囲には優しく、婚約者である第1王子との中も良好。
完璧なハッピーエンドを迎え、あとは平穏な日々を過ごすだけ――のはずだった。
『エラー:ヒロイン(主役)の幸福値が不足しています。世界を初期化(滅亡)します』
脳内に響く謎のアナウンス。なんと、私が完璧に立ち回りすぎたせいで、本来ハッピーエンドを迎えるはずだったゲームの元ヒロイン・シャロンの存在意義が消滅し、世界のバグ(闇の魔力)に取り込まれてラスボス化してしまったのだ!
黒い霧をまとい、「私のハッピーエンドを返して……」と学園を破壊し始める闇落ちヒロイン。
「せっかく掴んだ私の破滅回避を、世界の滅亡なんかで邪魔されてたまるもんですか!」
悪役令嬢の意地と強メンタル、そしてゲーム知識を武器に、ローザは操られた者たちに正論(と鉄拳)を叩き込んで正気に戻していく。
これは、決められたシナリオをぶち壊した悪役令嬢が、バグだらけの狂った世界を力技で救う――本当のグランドフィナーレを掴み取る物語。