あらすじ
霧に覆われた王国で、ひとりの少女が“異質な力”を持っていた。
平凡な仕立て屋の娘リアは、突如として王宮へ呼ばれ、王都を蝕む「霧の呪い」を鎮める存在として戦いに巻き込まれることになる。
その力は、霧を消し、傷を癒やす――しかし同時に、王国の歴史に存在しない危険な力だった。
王太子レイは彼女を救い、守り、そして手放さないと誓う。
だが王国は静かではいられない。
英雄か、聖女か、それとも管理すべき災厄か――。
周囲は彼女の扱いを巡り動き出す。
そして少女自身はただ願う。
「普通に暮らしたかっただけなのに」
これは、霧に包まれた王国で、
普通を望んだ少女が“普通ではいられなくなる”物語。