あらすじ

久世律、三十三歳。元経理。現在フリーランスの退魔師。 半年前に祖母が死んで、退魔の名門「久世家」を継いだ。 継いだものは──築四十年の事務所と、中身が空の三段印籠と、百鬼夜行の道案内だったという猫。 退魔師の資格は最下級の五級。案件はD級専門。月収は家賃に届かない。 それでも依頼は来る。印籠は少しずつ埋まっていく。 猫に叱られながら、鼠と組みながら、業界の大手に巻き込まれながら。 ──祖母が遺した久世の名は、僕が思っていたより、ずっと重かった。

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カクヨム
カクヨム2026/05/23
  • 現在の作品久世調査事務所 ~除霊一件、税抜三万円~