あらすじ

五月二十三日、キスの日。 県立青葉高校野球部三年、白瀬透の得意なことは、打つことではなく、死球で塁に出ることだった。 春の県大会準決勝、九回裏、二死満塁。 マウンドに立つのは、中学時代の相棒・槙野恭。かつて頭部死球をきっかけに内角へ投げられなくなった投手だった。 押し出しならサヨナラ。 避ければボール。 避けなければ、死球。 白瀬は、恭の三年分の内角を見届けるために、逃げない。 接吻でも、祝福でも、呪いでもない。 これは、硬球が二人の高校野球に触れた日の話。

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小説を読もう2026/05/23
  • 現在の作品523 キスの日は死球記念日