あらすじ

かつて“日本人初のNFL選手になるかもしれない”と言われた少年、森岡浩一。 現在32歳、大阪で夜勤のタクシードライバーをしている。 小学生時代、アメフトで圧倒的な才能を見せた浩一は、周囲から「特別な存在」として期待された。 だが、本気で競争することから逃げ続けた結果、大学アメフト部でも何も積み上げられないまま終わっていく。 それでも彼は言い訳を続ける。 「結局はセンス」 「所詮、人間そんなもんや」 一方で、仲間たちは違った。 努力を積み上げ、身体を作り、信頼を得て、少しずつ前へ進んでいく。 そして迎える、大学最後の入れ替え戦。 そこには、“才能があったのに何者にもなれなかった男”の、どうしようもなく情けなくて、少しだけ痛い現実があった。 これは、夢を掴む物語ではない。 自分と向き合うことから逃げ続けた男と、 それでも前へ進んでいく人たちの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/23
  • 現在の作品途中