あらすじ

控え投手の藤沢航は、昼休みの屋上で、放送部の相沢美波から妙な質問をされる。 「告白ってさ、何球目くらいで投げるものだと思う?」 美波には告白したい相手がいるらしい。けれど、航はその相手を聞けない。なぜなら、航自身がずっと美波のことを好きだったからだ。 夏の大会前、航は練習試合で初めて先発を任される。決め手のない投手と言われながらも、航は逃げずに投げ続け、試合は最終回へ。二アウト満塁、勝敗を分ける一球を前に、放送席のマイクから美波の声が漏れる。 「……二十七球目」 それは、以前の会話の答えだった。 美波の不器用な告白を受け取った航は、最後の一球を投げ切り、試合をサヨナラ勝ちへ導く。 夕方のグラウンド。今度は航が、自分の言葉で美波に返事をする。 投げるのも、打つのも、告白も少し下手な二人が、二十七球目から始める青春恋愛短編。

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小説を読もう2026/05/23
  • 現在の作品二十七球目の返事