あらすじ

俺、影山湊(かげやまみなと)には、絶対にバレてはいけない黒歴史がある。 中学時代、幼なじみの氷室雪乃(ひむろゆきの)への想いをこじらせ、自作の痛いラブソングをネット配信してしまったこと。動画は一晩で大バズりして慌てて削除したものの、ネット上では『幻の神ギタリスト・Kanato』として伝説化してしまったのだ。 そして、その曲を捧げた張本人である幼なじみはというと……。 「ただの腐れ縁でしょ。気安く話しかけないで」 学校一の美少女にして『氷の女王』と呼ばれる彼女からは、絶賛塩対応を受けていた。 ――しかし、俺は知らなかった。 雪乃が、俺の消したはずの黒歴史動画をローカル保存し、毎日聴いてはベッドで悶絶している『最古参の限界オタク』だということを。 『あぁぁぁっ! 今日の湊のタコ指もエッチすぎる! 尊い! 殺して!』 『でもあの情熱的な曲……絶対に私以外の女(泥棒猫)に向けたものだわ! 許さない!』 お互いに「嫌われている」「別に好きな女の子がいる」と勘違いしたまま文化祭が近づく。 密かにギターを弾き納めようとしていた俺は、ひょんなことから同級生・翔太のバンドに無理やり引き抜かれてしまう。 それを知った雪乃は「バンドの女のためにギターを弾くの!?」と激しく勘違い!推しである湊を泥棒猫から守るため、氷の女王の仮面を被ったままスタジオ監視に乗り出す! 「雪乃ちゃんが見に来てくれた!」と空回りする翔太。 「やっぱりイケメンが好きなんだな……」と勝手に失恋する俺。 そして、俺の生音を浴びて、必死にヨダレを堪えている雪乃。 唯一すべてを知るベースの澪が、胃薬を片手にツッコミを入れ続ける地獄の練習の果て。 文化祭のステージで俺の黒歴史が復活することになる――最大の『公開処刑』は、極甘な答え合わせへと反転する! これは、不器用な陰キャギタリストと、愛が重すぎる限界オタクの幼なじみが織りなす、最高に笑えてエモい、すれ違い青春・音楽ラブコメディ!

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カクヨム
カクヨム2026/05/23
  • 現在の作品塩対応の幼なじみ、実は俺の黒歴史配信の限界オタクでした