あらすじ
十六原高校には、誰もが憧れる“理想の恋人”がいる。
冷ややかな美貌と圧倒的な才覚を持つ雨桐蓮と、太陽のように周囲を惹きつける有宮桜。
完璧だと称される二人は、誰よりも互いを想い合う恋人同士だった。
――けれど、その愛は普通ではない。
蓮が桜へ向ける感情は、恋情を遥かに超えた執着と独占欲。
桜もまた、その底なしの熱を拒むことなく、自ら蓮の隣を選び続けている。
誰もが羨む理想の関係。
けれどその内側では、甘く、昏く、歪んだ愛情が静かに息づいていた。
これは、“完璧な恋人”と呼ばれる二人の、危うく歪な青春譚。