あらすじ
三百二十七年前に死んだはずの石田康生は、未来の日本で目を覚ました。
そこは旧文明が崩壊し、異形の怪物が跋扈する世界。
しかも康生の身体は人間ではなく、旧文明技術で再構成されたピコマシン集合体になっていた。
彼を起こした監視AI・アオイは、康生をこう呼ぶ。
「規約違反者」
かつてシステムの穴を突くことだけは得意だった康生は、その悪癖を武器に怪物を撃退していく。
だが、村を救うために天からの光を浴びたことで、頭上には光輪、背には銀の翼が出現。
ただの技術現象だったはずが、村人たちには完全に神の奇跡に見えてしまった。
「俺は神じゃない!」
「天輪様は、そう仰る方だ」
否定すれば謙遜。
黙れば深慮。
逃げても信仰。
これは、元・規約違反者の男が、未来で勝手に神扱いされながら、人類滅亡後の日本を生き抜く勘違いSFサバイバル。