あらすじ

【あらすじ】 ――その日、俺は一度死んで、あいつに命を繋ぎ止められた。 忘れるな。きみの命(ひ)は、わたしが預かってる。 だから――取り立てが来るまでは、きみはわたしの「火の番」だ。 葛西剛(かさい たけし)の最悪な朝は、枕元に座る見知らぬ少女・火依(ひより)のそんな言葉から始まった。 昨日、路地裏で化け物に襲われて死んだはずの剛。しかし、彼の命は、冥府の役人を名乗る幼き怪異・火依の「掟破りの職務違反」によって辛うじて繋ぎ止められていた。 離れれば即リミット。生きるために剛が握らされたのは、現世にこぼれ落ちた死者の未練を断ち切る武器――『炎のチェーンソー』。 「たい焼き三つで、手を打ってあげる」 食い意地が張っているだけの幼児かと思えば、ふとした瞬間に何百年も生きる冷徹な怪異の目を覗かせる火依。 何も知らない「普通の日常」の象徴である幼馴染・更科真琴(※男の娘)を守るため、剛は火依とともに、ポップで、どこか不穏な非日常の戦いへと身を投じていく。 頭上の見えない砂時計が、静かに落ち続けていることにも気づかないまま。

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カクヨム
カクヨム2026/05/23
  • 現在の作品ファイアエッジ―誰が為に火車は廻る―