あらすじ
未知の感染症が世界各地で発生し始めていたが、日本ではまだ公式に確認されていなかった。
そんな中、渋谷駅構内で発生した殺人事件。
元警部補・榊真司は、突如として異常行動を起こした会社員・山田隆司と、彼に噛まれた女子高生・小林美咲をその場で射殺する。
その行為は「無差別殺人」として扱われ、榊は殺人罪で起訴されることになる。
だが後に判明する。
噛傷からわずか90秒で人は“不可逆的な変異”を起こすという事実。
榊の判断は、結果として初の感染拡大を防いだ可能性があった。
しかし当時、その事実を知る者は誰一人いなかった。
法は彼を「英雄」とは認めない。
ただの殺人犯として裁くしかなかった。