あらすじ
物語を書けば駄作。
絵を描けば落書き以下。
歌えば耳障り――。
何者かになりたかった男は、承認と才能への渇望に呑まれながら、今日も創作に縋りついていた。
SNSに流れる“成功者”たち。
若さも才能も持つ誰か。
評価される作品。愛される作者。
比べるたび、自分の空っぽさだけが浮き彫りになっていく。
「俺の何がだめなんだ……」
頭の中で響く否定の声。
そして鏡の中の自分が、最後に突きつけた一言。
――『なんにもやってないだけじゃない?』
創作に人生を焼かれた男の、痛々しくも生々しい短編。
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