あらすじ
神社の娘なのに、霊力は完全なゼロ。
それが、鷺沢灯(さぎさわあかり)の十七年間の結論であり、地味で平和な日常の免罪符だった。
しかし高校二年の春、完璧な容姿を持つ少年・千夜白羽(ちやしらは)が転校してきたことで、灯の「空気」としての平穏は崩れ去る。
初対面からなぜか目を合わせず、「お前、近づくな」「禍を招く匂いがする」と冷たく突き放してくる白羽。むっとして問い詰めた灯の前に現れたのは、彼が「半妖」であるという現実と、街の調和を揺るがす本物の『妖』の姿だった。
「お前の体は、放っておけば一年以内に妖を引き寄せる『器』になる。……俺が護る」
口は悪いが、その行動はいつだって過保護。
さらに、古来より【妖は嘘をつけない】という絶対の法則がある。
だとしたら、彼が不意にこぼした「お前が眩しい」「好きだ」という言葉は、すべて本物の、100%の真実で——!?
嘘のつけない百年級の半妖男子×無自覚に愛される霊力ゼロ(?)の神社令嬢が織りなす、じれじれ度200%の現代ファンタジーラブコメ、開幕!