あらすじ
伯爵令嬢アメリア・ベルフォードは、王宮の夜会で義妹ミレーユを毒殺しようとした罪を着せられる。
倒れた義妹は「お姉様が毒を盛った」と訴え、給仕も偽りの証言をした。
婚約者である王太子ユリウスはアメリアの言葉を聞かず、その場で婚約破棄を宣言し、アメリアは翌朝に断罪台に立たされることになった。
一方、その夜、ミレーユは一台の辻馬車に乗る。
その馬車は、行き先を決めない客を、探しもののある場所へ連れていく不思議な馬車だった。
「私が確実に王太子妃になるために必要な場所へ連れていって」
ミレーユの願いを聞いた馬車は、彼女を洗濯所へ、薬房へ、王宮の研究棟へと運んでいく。
そこでミレーユが見つけたのは、消すべき罪の証拠、そして、彼女の罪を証言する者たちだった。