あらすじ

高校一年生の氷見 凪冴(ひみ なぎさ)の悩みは、深刻だ。 整った顔立ちに、冴えたトークセンス。クラスでの立ち位置は悪くない。だが、彼には致命的な欠陥があった。それは、神様が配分を間違えたとしか思えない「壊滅的な運動神経」。 「足が速けりゃ僕だって楽しんでるよ。でも、そうじゃない側にとっては、気を遣われるか罵倒されるかの二択しかない地獄なんだ」 そんな凪冴のひねくれた正論を、「ち〇かわみたいな顔すんな」と一蹴するのは、隣の席の阿久津 弦馬(あくつ げんま)だ。 真っ直ぐな野球部エース。恵まれすぎた運動神経。うざったいけれど、ギャグセンスだけは妙に気が合う「持ってる側」の男。 自分を「格付け」しようとする運動会から、サボりのプロとして全力で逃げたい凪冴。 けれど、弦馬という暴れ馬に振り回されるうちに、その計算高い日常は少しずつ崩れ始める。 凪冴が「熱」を帯びることを拒む、もう一つの理由。

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小説を読もう2026/05/23
  • 現在の作品氷見凪冴は熱を帯びたくない