あらすじ
ミゼルカ国の大商会マルス一家はイーゼルト国にやってきた。
イーゼルト国の伝統ある貴族アーチャー子爵の爵位がまだ幼い長男ヒューの元に転がり込んできたからだ。
実は母イヴリンはアーチャー子爵家の遠縁イーゼルト国伯爵家の令嬢だったが、ミゼルカ国の商人だった父アダムと駆け落ちの末商会の女将として生活していたのである。
ヒューの将来と実家との和解、子爵家の願いのため(そしてビジネスの拡大のため)一家で移り住むことにしたのだった。
とはいえアンジェ自身の身分はあくまで外国の商人の娘。気楽な心で初めての街並みやデビュタントを楽しんでいた。
そんな彼女に高貴な身分の男性との縁談が舞い込む。彼はなんとイーゼルト国現大公の第1子。長身美形の公爵閣下。しかし数年前に国を揺るがす一大スキャンダルを起こし後継争いに敗れ、国中の貴族から「事故物件」扱いされている問題人物で…⁈