あらすじ
≪ゆるくて、ちょっとおかしい? 世界修復・日常系コメディ≫
わたし、柊マミ。
ごく普通の中学2年生。
……のはずだったんだけど……なんか、変なのに絡まれた、かもしれない?
あー、人じゃなくて……モノ? 概念? なんていうか……世界ってやつなんだけど。
そう、地球っていうか、宇宙っていうか、全体的な?
なんなのかわたしに訊かれても……。
とにかく! なんかその……世界がね、わたしの願いをかなえてくるんだよね。
勝手に。無許可で。
しかもぜんぜん丸っきり、余裕で解釈違いの方向で!
いやいや、わたし一応これでもね、常識的な優等生(地味系)として名を馳せていまして……。
違うの! イタくないから!
幼馴染みのスズメ?
スズメもイタい子じゃないよ?
スズメは世界一かわいいの!
わたしと違って、背も小っちゃいし!
それと最近胸が急成長して……なんかもう、ビジュアル的にアイドル超えてるよ? 舐めんなよ?
あーはいはい、でも大丈夫だからね。
スズメに悪い虫がつかないように、わたしが追い払ってあげているし!
スズメのことは一生わたしが守るっ!
……違うの! わたし、ぜんぜんイタくないから!
普通の女子中学生だから!
わたしの見た目?
それは別にどうでも……。
ヒョロヒョロでガリガリだからね……。
メガネはかけてないよ? 学級委員長じゃないし、美化委員だし。
はっ! 脱線してた!
そう、世界が勝手にわたしの願いをかなえてくる話!
だけどさー、願いってほどの願いでもないんだよねえ。
ちょっとだけ、こうだったら良いなーってのを、なんか変な方向にね……。
「学校サボりたいな~」
→臨時休校になって、遊園地がタダに!
「スズメともっと一緒にいたいな~」
→太陽が沈まなくなって、夜が来ない!
「体育ダルいな~」
→全員水着で、日本の7割が水没!
控えめに言って頭おかしい……。
世界に頭があるかは知らないけど。
実はそんな暴走する世界を、ずっと裏で修復していたのが、幼馴染みのスズメだったの!
そんなことある⁉
さすがにドッキリかと思ったよね。
スズメはいっつも笑っていて「大丈夫大丈夫~! 私が何とかするから~!」って。
でも最近、スズメの様子がおかしいんだよね……。
寝不足っぽくて授業中いつも寝ているし、目の下にはすっごいクマがあるし。
絶対オーバーワーク!
……わたしのせい?
「スズメ、ちゃんと休んでほしいな」
そして世界は――。
わたしの願いをかなえようと大暴走することに。
おい、世界! マジふざけんなよっ!