あらすじ
中小企業でエンジニアとして働く田辺彗斗(たなべけいと)は、大学時代の同級生に七年以上も恋焦がれている。
緒方沙穂子(おがたさほこ)。
喧騒の店内でも、その空気で無意識に男たちの視線を集めてしまう、掴みどころのないミステリアスな彼女にとって、彗斗はあくまで「一番付き合いの深い男友達」。月に何度も二人で飲みに行くのに、恋人になれる気配など一切なかった。
ある雨の夜。他の男の影をちらつかせる沙穂子への嫉妬と焦燥から、彗斗はついに一線を越えようと彼女を抱きしめる。しかし、彼女は困ったように微笑んで顔を背けた。
「……やめとこう?」
その言葉で心が冷え、長すぎる片思いにうんざりした彗斗。
職場の後輩女性からのアプローチに応え、今回こそは沙穂子を忘れようとした矢先。これまで彗斗を振り回してきた彼女が、突然強引にバーへと呼び出してきて――。
「……帰りたく、ない」
永遠に変わらないはずだった関係が、もう止められない勢いで動き出したのは、彼女の唇からこぼれたその一言だった。
燻り続けた想いの先、一度は絶望の底にまで突き落とされた彗斗を待つ、まさかのハッピーエンド。
焦れったい大逆転ラブストーリー。
――――
この広い地球上では、毎日どこかで新たなラブストーリーが始まっている。
そんなテーマで、一つひとつの物語を描いています。
▼ 第一編はこちら(完結)
『会社の「推し」からの不意打ちに、キュン死にさせられてしまう。』
https://kakuyomu.jp/works/2912051599135604925
※ オムニバス形式のため本作とは別のストーリーですが、登場人物や舞台が少し重なっています
二〜三日ごとに一話ずつ更新予定です。少しでもお楽しみいただけると嬉しいです。