あらすじ

空腹だけが、私が私として生きている証だった。 天界アスタリアの片隅で、弟と二人きりで暮らす少女・カナリアは神殿から与えられた“魂の観測”の仕事をしながら、飢えを誤魔化すように毎日を生きていた。 そんな彼女を唯一支えてくれるのは天使族族長と、族長の妻・マリア。 明るく優しい彼女は、孤独なカナリアに食べ物を与え、家族のように寄り添ってくれていたそんなある日。 カナリアは勤務中に魂ではない、自分によく似た何かを見てしまい。 気がつくと数年間眠ることのなかったの瞼は自然と閉じて、“夢”を見ていた。 ずっと忘れていたはずの母親との別れ。 自分によく似た“何か”の声。 目を覚ましたカナリアの世界が静かに歪み始める。 夢を恐れるマリア。 なぜ天使たちは地表を見ることの出来る“天洞”を娯楽として笑うのか。 そして、カナリアが失っていた記憶とは――。 これは、 青き決別を余儀なくされた天使の堕天から始まる黙示録(エンジェルリセット)。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/23
  • 現在の作品青き決別の堕天黙示録(エンジェルリセット)