あらすじ
2026年6月20日、午前0時。台湾周辺の海底ケーブルが何の前触れもなく一斉に沈黙した。
それは、中国人民解放軍による「祖国統一」に向けた特別軍事行動の幕開けであった。
圧倒的なサイバー攻撃とミサイルの雨が台湾本島に降り注ぐ中、世界は未曾有の危機に直面する。
日本の首相官邸と新設された市ヶ谷・統合作戦司令部(JJOC)は「存立危機事態」の認定に揺れ、ワシントンのホワイトハウスは介入とエスカレーションの狭間で決断を迫られる。同時に、ロシアと北朝鮮は陽動作戦を展開し、EU諸国は経済的ジレンマに陥っていく。
本作に特定の「主人公」は存在しない。
各国の最高指導者、最前線の兵士、司令部の幕僚など、様々な陣営の視点を【1時間ごと】に切り替えながら進行する群像劇スタイルを採用。
陸・海・空・宇宙・サイバー・電磁波が複雑に絡み合う現代のマルチドメイン作戦の全貌と、極限状態における各国の政治的・軍事的リアリティを徹底的にシミュレーションする。
短期決戦の幻想は崩れ去るのか。それとも新たな冷戦の火蓋が切って落とされるのか。
開戦からの息もつかせぬ「48時間」を描く、ノンストップ・ミリタリーポリティカル・フィクション。