あらすじ
虐げられてきた孤児を、コワモテ騎士が不器用に溺愛するほのぼの、ちょっぴりざまぁストーリー。
生まれもった強力な魔法を暴発させてしまうエリアは、どこへいっても「やっかいもの」と呼ばれ、すぐに追い出されてしまっていた。
クレイン男爵家では、物置で寝起きし、寒い中、料理、洗濯、掃除、繕いと、ありとあらゆることを押し付けられた。
ある日、ついにそこも追い出され、8歳の冬、見知らぬお屋敷の前に立った。
ライゼリア王国でもっとも恐れられる男、ヴァルナード・ライゼン公爵が、エリアを見下ろして「入れ」と言った。
そこから、エリアの人生は一変した――。
あたたかいお家、ごはん、そして優しい人々。
今までと真逆の環境に、とまどいどうしたらいいかわからないエリア。
不器用ながらも静かに見守るヴァルナード。
時間をかけ、少しずつ打ち解けていく、エリアとヴァルナードのふたり。
優しい侍女リナ、庭師のセバスチャン、一見、軽薄な魔法使いアルノー。
様々な人に見守られ、エリアは成長していく。
しかしエリアの出生には、王国の歴史さえ揺るがす秘密が隠されていた。その秘密を巡り、過去の人々が動き出す。そして王宮内でさえも、静かに、何かが動き始めていた。