あらすじ

草もまばらな荒野を、砂を食い込んだ風が鳴く――。 駝鳥に似た生物『走鳥』を駆り、祓い子のカディナと共に荒野を旅する少女・ハル。彼女の生業は、銃を手に獲物を追う「獣専門の狩人」だった。 ある街に立ち寄った二人は、物流の要所を脅かす魔獣『装甲熊(アーマーベア)』の狩猟を依頼される。専門外だと一度は断るハルだったが、依頼主である青年魔導師・ソウガの「強い者には隠れ、弱い者を食らう」という言葉に、依頼を引き受けることに。 しかし、高原での激闘の最中、ソウガが放った一言がハルの心を大きく揺さぶる。 「あいつ、なぜボクの本当の名前を――?」 吹き荒れる風のなか、弾丸と魔法が交錯する。 激闘の果てに明かされるソウガの正体と、ハルマが胸に秘め続けた過去の記憶とは。 ――これは、傷を抱えた二人が再び巡り合うための、短くも切ない旅の足跡。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/22
  • 現在の作品風の還る場所~かぜのかえるところ~