あらすじ
祖父と二人で、下層街の小さなパン屋《歯車亭ベーカリー》を営む少女エマ。
しかし彼女が本当に好きなのは、パン作りよりも機械いじりだった。
壊れた蒸気機関、古いオーブン。そして動かなくなった配達機械。
どんなガラクタでも直してしまうエマは、店を立て直すため、自作の蒸気オーブンや発酵機械を次々と作り出していく。
だが、街には巨大企業《ロイヤル・ギア・フーズ》が進出。
安く大量生産されたパンによって、個人店は次々と閉店へ追い込まれていた。
《歯車亭》も潰れる寸前。
そんなある日、店に一人の少年が現れる。
無愛想で、妙に上品。
しかも毎日のようにパンを買いに来る。
エマは不審に思っていたが、次第に二人の距離は近づいていく。
しかしその少年――ルークは、なんと敵である巨大企業の御曹司だった。
機械オタク少女と、敵企業の御曹司。
焼きたてパンと蒸気機関が繋ぐ、スチームパンク恋愛ものづくりファンタジー!