あらすじ
「世間はこの断頭台を残虐の象徴と呼ぶ。だがそれは無知ゆえの誤解だ。この機械は、身分に関係なく一瞬で、平等に、苦しまずに逝かせるための『優しさ』なのだから――」
神の代行者として罪人の魂を救う、国家最高地位の聖職『国家専属処刑人』。その頂点に立つ主人公・クロードは、国の最高権力者である若き国王とも固い絆で結ばれた、誰もが恐れ敬う「冷酷な死神」だった。
莫大な給金を得ながらも、本人は極めて質素な家で暮らす男。なぜなら彼は、その大金のほとんどを、愛猫の黒猫「ノワール」の美味しいご飯代と、戦争孤児や疲弊した街の復興支援のために、正体を隠して匿名で寄付し続けていたからだ。
そんな「陰の聖者」でもあるクロードには、死の間際にある人間の瞳から、その人物が「本物の悪」か「無実の冤罪」かを見抜く特別な眼があった。
この国には『判決が下れば、一週間以内に即執行』という鉄の掟がある。
ある日、処刑台に連行されてきたのは、国家転覆の罪を着せられた聡明な一人の女性だった。
彼女の瞳に「決定的な無実の光」を見た瞬間、クロードの持つ能力が発動し、世界は判決直後の「一週間前」へと巻き戻る――。
「勘違いするな、悪党ども。その断頭台は、お前たちのために用意された場所だ」
なぜか時間遡行の記憶を共有している相棒の黒猫ノワール、そして気心の知れた国王と共に、未来の知識と国家最高峰の権力をフル活用して、裏から陰謀を完璧に崩壊させていくクロード。
国庫を脅かす真の悪党どもを合法的に断頭台へと送り詰め、無実の少女を救い出せ!
最高地位の処刑人と、激甘な黒猫が贈る、一週間限定の痛快な逆転劇、ここに開幕!