あらすじ
百貨店「大蔵屋」で働く高阪ひよりは、
恋人・優斗との関係に、少しずつ心を削られていた。
気分次第で優しくなり、
自分の都合で傷つけ、
面倒になると逃げる。
それでも「好きだから」と、
その関係から離れられない。
そんなある日、
館内警備を担当する無口な警備員・朝倉恒一と出会う。
愛想はない。
口数も少ない。
けれど彼は、
人の気持ちを勝手に踏みにじらない人だった。
“安心できる恋”を知らなかったひよりが、
少しずつ、自分を大切にしてくれる愛情を知っていく。
そして番外編では、
恋人になったふたりが、
季節を重ね、
同棲し、
日常を分け合いながら、
「帰る場所」になっていく姿を描く。
百貨店を舞台にした、
静かで穏やかな社会人恋愛ストーリー。