あらすじ
『好きだ』——たった三文字のメールが届いたのは、私が息を引き取る三分前だった。
余命宣告を受けた日、私は幼馴染の蓮を遠ざけた。「もう関わらないで」「最初から好きじゃなかった」。全部嘘。彼を私の死に巻き込みたくなかっただけ。
なのに蓮は、返事のないメールを送り続けた。既読がつかなくても、365日、毎日。そして最後の「好きだ」は、私が読むことなく——。
目を覚ますと、そこは一年前の朝だった。
蓮を突き放す、あの日の朝。
未来の記憶を抱えたまま過去に戻った私は、今度こそ本当のことを伝えられるのか。病気のこと。好きだということ。一人で死にたくなかったこと。
嘘で守ろうとした想いと、届かなかった365通のメール。二度目の「あの日」で、私は何を選ぶ——。
※余命×幼馴染×タイムリープ。切なくも温かい、やり直しの恋物語。