あらすじ

王宮夜会で突然始まった、第二王子による公開婚約破棄。 誰もが伯爵令嬢エレオノーラの没落を予想する中、王立婚約調停官エレナ・ヴァイスは静かに記録板を開いた。 「この婚約破棄、手続きに重大な不備があります」 国神契約に紐づく記録板に刻まれた発言は、王国の正式記録となり、誰にも消せない。 沈黙は同意ではない。 涙は罪の証拠ではない。 そして、公開断罪は真実とは限らない。 席札の位置、封蝋の跡、証言の順番。 ほんの小さな違和感を拾い上げるたび、華やかな夜会に仕組まれた嘘が暴かれていく。 婚約破棄は自由。 だが、名誉を踏みにじる自由はない。 これは、婚約破棄で人生を壊されかけた令嬢たちの尊厳を、王立調停官が記録と手続きで取り戻す物語。 ※本作は小説家になろうにも掲載しています。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/22
  • 現在の作品その婚約破棄、慰謝料が発生します。 ――王立調停官は、公開断罪の嘘を記録板に刻む