あらすじ

田中航一郎、三十七歳。 社内SE。退職予定日まで、あと四営業日。 ようやく今の職場を辞められると思っていた矢先、彼は異世界に召喚された。 召喚した国王は、完璧すぎる笑顔で「世界を救え」と告げる。 だが航一郎の視界には、王のレビューが表示されていた。 国王バルドス。 ★1.2。 『召喚者を道具みたいに扱う。二度と関わりたくない』 『帰還方法を聞くと笑って話を逸らされる』 『用済みになった者は地下へ送られるらしい』 『毛量の隠蔽疑惑あり』 これは駄目だ。 まず逃げよう。 ハズレ扱いされた能力は、視界に地図を表示し、人や場所や物のレビューを見せ、目的地までの経路を検索する「ナビ」。 戦えない。 魔法も撃てない。 だが、安全な宿、信用できる人間、危険な契約、食える飯、そして帰還方法を探すには、妙に向いていた。 ヘルプのイルカは言う。 「生存ルートを検索しますか?」 俺は世界を救いたいわけじゃない。 ただ、自分の部屋に帰りたいだけだ。 召喚された三十七歳社内SEが、ハズレ扱いのナビで王国から逃げ出す、異世界逃亡ライフハックコメディ。

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小説を読もう2026/05/22
  • 現在の作品国王★1.2だったので、まず逃げます