あらすじ
――500年前。
魔女狩りによって滅びた吸血鬼の一族。
炎に包まれる居城の中、幼き吸血鬼のお嬢様・ルナリアは、父によって棺桶へと押し込まれ、海へ流された。
そして現代。
東京湾で漁師の網に引っかかった棺桶から目覚めた彼女を待っていたのは、太陽より眩しいネオン、意味不明な機械、そして人間だらけの大都会だった。
行くあてもなく夜の渋谷を彷徨っていたその時――大型ビジョンに映し出された“女子高生ロックバンド”のライブ映像が、彼女の運命を変える。
「……なんじゃ、この魂を震わせる音は」
永遠を生きるはずだった吸血鬼は、一曲のロックに恋をした。
高飛車で世間知らず、だけど歌への情熱だけは本物。
これは、500年ぶりに目覚めたお嬢様ヴァンパイアが、現代東京でバンド活動に青春を捧げる物語。