あらすじ
「あなたたちが陽動になり、私が魔王城を【解体】します」
決戦前夜、勇者パーティの裏方として全ての兵站・作戦立案をワンオペで回していた男、ノーボディー。
彼は『最も犠牲が少なく、最も確実に魔王を殺せる完璧なロジック』を提案した。
しかし、戦功を焦る勇者ジャスティたちは、彼の言葉を「無能の臆病風」と切り捨て、その夜、ノーボディーをパーティから追放する。
「お前のような影(ノーボディー)はもう必要ない」
「分かりました」
未練なく去っていくノーボディー。彼にとって、あの勇者たちはただの「計算式の一部」に過ぎなかったからだ。
彼はさっさと新天地へ向かい、そこで出会った美少女たちに溺愛されながら、温かいスープと美味いパンのある、穏やかで幸せな新生活を始め、二度と過去を振り返らない。
一方、残された勇者パーティは致命的な事実に気づいていなかった。
ノーボディーという「羅針盤」を失った彼らの進む先には、補給の途絶、作戦の破綻、そして【確実な破滅】しか残されていないということに。
――これは、捨てられた男が新天地で美女とパンを食べて幸せになる裏で、傲慢な勇者たちが勝手に地獄へ落ちていく、手遅れざまぁ劇。