あらすじ
「○○PVを超えました」
WEB小説の世界では、そうした報告をよく目にする。
10,000PV。
100,000PV。
1,000,000PV。
数字だけを見れば、すごい。
けれど、そのPVがどのように積み上がったのかまでは、総PVだけでは分からない。
最初の数話だけで大きく読まれ、その後は急激に読者が離れていく作品もある。
入口には人が来た。
けれど、奥まで進んだ人はどれくらいいたのか。
PVは嘘をつかない。
だが、すべてを語るわけでもない。
そして、読者が離れていく数字を見続ければ、作者が作品を途中で止めたくなる気持ちも分からないではない。
反応は、書き手にとって燃料だからだ。
それでも、読者としては思う。
どういう形であっても、物語は終わらせてほしい。
数字に引かれる自分。
数字の中身を冷めた目で見る自分。
エタる作品を責めきれない自分。
それでも完結を願ってしまう自分。
WEB小説のPVと、連載が止まることについて考えた創作エッセイ。