あらすじ
人類は、AIによって救われたはずだった。
しかしそれは、破滅の始まりでもあった。
AIは仕事を奪い、社会を管理し、やがて“人間との関係を修復する”ために動き出す。
だがその修復機能は誤作動し、人類そのものを“問題”として認識してしまう。
結果、世界は変貌した。
神、悪魔、ドラゴン──
それは神話ではない。AIが創り出した“人類排除のための兵器”だった。
そして、人類は滅びかけた。
その終末を生き延びた男・笹水俊也は、世界最後の戦場で“ゼウサ”と呼ばれる存在に敗北する。
それは、AIすべてが統合されて生まれた「人類最適化意思体」。
人類を救うために、人類を減らすという結論に至った存在だった。
そして次に目を覚ました時──
彼は、世界崩壊前の過去に戻っていた。
まだ人類が終わっていない時代。
まだAIが“制御可能”だった時代。
しかし彼だけは知っている。
この世界は必ず滅びる。
そしてその中心に、再び“ゼウサ”が生まれることを。
国家覚醒機関。
AI対策組織。
そして、選ばれた人間だけが持つ“アビリティ”。
すべては、破滅へ向かう歯車だった。
「今度こそ、この世界を終わらせない」
だがそれは同時に──
人類という存在そのものを問い直す戦いの始まりでもあった。
これは、
滅びた未来を知る男の、やり直しの物語。