あらすじ

【5月中に最終話まで投稿】地上が海に沈んで三千年。太平洋に浮かぶ五つの海上都市と、深海に潜るステーション群──それが人類最後の居場所だ。 漂泊団の観測員ミヤは、海面の異常を黙々と記録してきた。沈黙海域の境界が、加速度的に広がっている。誰もそれを信じない。 深海ステーションの廃区画に隠れ住む青年レイは、子供の頃から誰にも聞こえない「声」を聴いてきた。三方向の組織に追われながら、彼は遠くに一人の女の気配を感じはじめる。 二人は廃観測室で出会う。古い機器に触れたミヤの視界の端に、見たことのない女性の手が浮かぶ。 「お前は、もう一人だ」 過去に四度、別の二人が同じ場所に立った。そして、消えた。 太平洋最深部に眠る装置〈深淵核〉が、目覚めはじめている。 【観測する女】と【聴く男】、五人目の対の物語。

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小説を読もう2026/05/22
  • 現在の作品【完結】沈黙する海で、観測する私は『もう一人』と出会った ─五度繰り返された継承者たちの記録と、最深部に眠る装置〈深淵核〉─