あらすじ

ん、はーい。どうぞー。お足元にお気をつけください。 どちらまで? ……はーい、かしこまりました。 ふうー……おっ、雨かな? 外、降っていました? 少し? ああ、やっぱり。いやー、タクシー運転手って雨が嫌いなんですよ。ほら、お客さんが濡れたまま乗り込んでくるでしょ? コートや服が濡れていたり、傘のしずくが飛んだりしてシートがびしょびしょになっちゃったりするんですよ。 だからお客さんを降ろすたびに、いちいちタオルで拭かなくちゃいけなくてねえ。これがまた地味に面倒くさいんですよ。ちゃんとやっておかないと、中には「服が濡れた」だの、「汚れた」だのクレームをつけてくる人がいますから。ひー、やだやだ。あっ、お客さんに文句を言っているわけじゃないですよ。はははは!

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小説を読もう2026/05/22
  • 現在の作品濡れたあと :約3000文字 :ホラー :タクシー