あらすじ
ダイアローグ形式の二部構成小説。
第一部。
月見里嘉緒翠(やまなしかおす)の部屋にやって来たその友人の新愛聖詩流(にゅあせしる)は、唐突に月見里に面向かってナイフを持ち出し「君を殺す」と言い出した。新愛の一応の理由としては実は月見里に諸々の恨みつらみがあっての事だが、その場の二人の若者の状況としては、淡々と会話が羅列していくだけ。
その途中、月見里は新愛の隙を狙って、奇妙な新愛への愛の告白をした後に、新愛を殺害する。
第二部.
新愛の殺人により警察に自ら警察に出頭した月見里。その尋問の担当になったベテラン刑事である山田一郎(やまだいちろう)。取調室で二人は会話のやり取りが始まるが、どうにも煙に巻いた月見里の言い分に山田は混乱し、さらには月見里の山田に対する小馬鹿にしたような態度から、取り調べの事態は徐々に苛立ちと殺気を帯び始める。そして、怒髪天となった山田は月見里の首を絞める行為に及んだ。