あらすじ
両輪パンクした自転車を押して家内は毎日中学校に向かいます。パンクさせたのは私で、家内の病気が心配で乗らないようにするためでした。乗ることは諦めましたが押すことに変わりました。恐らく認知症ですが医者にはみせませんでした。家内に自転車に乗らないことを願ってパンクさせた思いはいつしか、自転車事故で死んでくれることを願うようになりました。
家内は中学校の黒板に漢字を書き並べます。亜から順番に書いて黒板がいっぱいになると意味と読みを発声しながら消していきます。何かを探してるのでしょうか、それとも永遠に続くのでしょうか。