あらすじ
突如として、人間の身体が忽ち赤い砂と化し霧散する不治の病が世界を襲う。
西暦3023年。
第14番隔離都市A地区に在住するエノラは知的好奇心が旺盛で、度々公共図書庫に赴いては外の観測資料を耽読していたが、そんな彼女へ不快感を抱く粗暴な輩に暴行や迫害を受ける毎日を送っていた。
それは両親でさえも例外ではなく疲弊だけが募る一方だったある日、両親が奇病を発症してしまう。
肉親が赤い砂と化す瞬間を目の当たりにしたエノラは失意のまま、偶然にも隔離都市の外へ出ることに成功する。
しかし、エノラが羨望を馳せていた世界は目の前に広がってなどいなかった。