あらすじ
スランプに陥ったイラストレーターの「私」は、深夜、逃げるように散歩に出た。
迷い込んだ路地の奥で見つけたのは、古びた喫茶店「幻燈」。
そこで出会ったのは、静かに微笑むマスターと、マグカップからミルクを舐める不思議な三毛猫のロジ。
「目的を忘れるために歩くことも必要ですよ」
マスターの言葉に導かれ、ロジの後を追って店の勝手口を抜けると、そこには現実ではありえない幻想的な「夜の野原」が広がっていた――。
気ままな散歩がもたらす、小さな奇跡と不思議な出会い。
読後、あなたの日常も少しだけ愛おしくなるような、短編ファンタジーです。
最後には、可愛らしくも「勝手すぎる」小さなサプライズが待っています。