あらすじ
婚約目前だった彼氏を、同僚の美人社員に奪われた小笠原栞。
失意の中で迎えたある夜、冷徹で近寄りがたいことで有名な東雲文具の専務・橘恒一から、突然こう告げられる。
「俺の婚約者になってくれ」
それは、祖父である現社長から押しつけられた見合い話を断るための“偽装婚約”。
期間限定の契約のはずだった。
けれど、社内で見せる冷たい表情とは裏腹に、
恒一は栞にだけ甘く優しい。
元彼を完膚なきまでに叩きのめし、ライバル令嬢を前にしても堂々と「栞以外の選択肢はない」と言い切る姿に、栞の心は次第に惹かれていく。
そして明かされたのは――
恒一が、十年前からずっと栞だけを想い続けていたという真実。
「君でなければ、駄目なんだ」
偽りの婚約から始まったのは、冷徹専務の10年越しの一途で重すぎるほどの溺愛だった。
傷ついた地味なOLと、完璧すぎる御曹司専務。
契約から始まる、極上のオフィスラブストーリー。
最後に手帳へ書き込まれるのは、世界で一番幸せな未来。