あらすじ
亡霊が、この世に残る理由は憎しみだけではない。
人には見えない亡霊が見えてしまう少女・リシェル。
彼女は亡霊に触れることで、その死者の記憶と、心に残った未練を読み取ってしまう。
けれどリシェルには、もうひとつ秘密があった。
彼女の中には、“栞”という別の人生の記憶が眠っている。
死の間際に感じた後悔。
失ってから気づいた想い。
前世の記憶を持つ彼女だからこそ、亡霊たちの痛みがわかる。
リシェルにできるのは、戦うことでも、祓うことでもない。
亡霊たちが本当に欲しかった言葉を見つけ、その魂を解き放つことだけ。
これは、死者の未練に触れながら、残された愛を見つけていく…みたいな物語です。