あらすじ
前世で高配当投資を好んでいた会社員・佐伯悠真は、剣と魔法の異世界に転生した。
生まれ変わった先は、没落寸前のリンドベル伯爵家。
三男のアルトとして迎えた成人の儀で、彼が授かったスキルは《高配当》。
対象に資産や物資、魔力を投じることで、一定期間ごとに利益の一部を得る力だった。
しかし、剣術でも魔法でもないそのスキルは、父や兄たちから外れ扱いされる。
そしてアルトは、領地の端にある赤字村・ルーベル村を押し付けられてしまう。
壊れた井戸。
痩せた畑。
崩れかけた柵。
金のない村人たち。
普通なら、それは罰だった。
だが、アルトには違って見えた。
誰にも評価されていない、割安資産に。
井戸に投資し、薬草畑に投資し、鍛冶屋に投資し、人に投資する。
得た配当は使い切らず、さらに再投資する。
これは、戦えないと笑われた没落貴族の三男が、
《高配当》スキルと前世の投資知識で、辺境の赤字村を最強領地へ育てていく物語。